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相模大野の不動産ガイド
不動産相場 約14分で読めます

町田エリアの不動産相場ガイド(相模大野店の取扱圏)

文・編集部
町田エリアの不動産相場ガイド(相模大野店の取扱圏)

この記事のポイント

  • 町田市の地価上昇率は都心区部より緩やかで、多摩地域の平均に近い水準です

多摩地域は屈指の規模を持つ街ですが、町田駅前と丘陵部の住宅地とでは、同じ市内とは思えないほど価格の景色が変わります。「町田と相模大野、どちらで探すべきか」と迷い、比較検討されている方も少なくありません。

この記事では、町田の中古マンションと土地の相場を、地価公示や成約統計といった公的データと実際の売り出し価格の両面から整理します。売り出し価格と成約価格は別物なので、どちらの数字を指しているかを明示しながら解説します。エリアごとの価格差、土地選びの確認点、購入までの流れと諸費用を、判断材料としてひととおりまとめました。



町田で中古マンション・土地を探すなら知っておきたい街の特徴

町田は駅前の商業機能と郊外の住宅地が同じ市内に共存する、選択肢の幅が広いエリアです。

町田駅周辺の利便性と再開発の状況

町田駅はJR横浜線と小田急小田原線が使える駅で、新宿方面にも横浜方面にも出やすい立地です。駅前には商業施設や飲食店、スーパー、医療機関などが集まっています。駅から徒歩2〜3分圏内にも、中古マンションがいくつか流通しています。

駅周辺では原町田大通りの歩道拡幅やベンチ・植栽の整備が進み、2025年3月には交流拠点「はっとまちだ」が開所しました[出典11]。町田市は2016年度策定の中心市街地まちづくり計画と町田駅周辺開発推進計画に沿って、駅周辺の公共施設再編や道路空間の見直しを続けています[出典12]。再開発が進んでいるからといって、それがそのまま物件価格の上昇につながるとは限りません。街の使いやすさが少しずつ変わっていく途中経過として見るのが実情に近い見方です。

町田市内で人気の高いエリア・町名

町田市内では、駅からの距離や沿線によって住宅地としての性格が変わります。本町田は大型分譲地がまとまって供給されることがあり、周辺にはスーパーやコンビニ、小中学校が徒歩圏に揃います。子育て世帯からの関心を集めやすいエリアです。南町田は東急田園都市線「南町田グランベリーパーク」駅の利用圏で、比較的築年数の新しいマンションが目立ちます。

小田急線「相模大野」駅の周辺は相模大野店の主要な取扱圏でもあり、駅近接エリアでは価格帯が高めの物件も見られます。町田駅から離れた旭町や玉川学園エリアは、静かな住宅地を求める方に向いています。通勤先への距離感や、駅前の賑わいをどこまで求めるかで、向くエリアは変わります。

子育て・生活環境から見た町田の住みやすさ

本町田エリアでは、認定こども園やドラッグストア、コンビニが徒歩10分以内に揃う物件情報が多く見られます。買い物や子どもの送り迎えのしやすさは、こうした施設の並びからも確認できます。町田市の人口は43万1,584人、世帯数は21万2,696世帯です(2026年8月1日現在)。都市規模としては、近隣自治体の中でも大きな部類に入ります。

人口が多い分、生活インフラや学校区の選択肢は確保されやすい面があります。ただし住みやすさの感じ方は世帯構成やライフスタイルによって違います。候補エリアは実際に歩き、日々使う店や通学路の様子を自分の目で確かめておきましょう。

町田の中古マンション相場はいくら?エリア・築年数別の目安

町田の中古マンション価格は駅距離と沿線で大きく変わり、同じ「町田」の名を持つエリアでも一括りにはできません。

町田駅周辺と郊外エリアの価格差

町田駅から徒歩2〜3分圏の中古マンションは、4,000万円台後半から5,000万円台に価格帯が集まっています。一方、駅からバスを利用するようなエリアでは、1,000万円台の物件も流通しています。同じ町田市内でも、駅からの距離だけでこれほどの差が生まれます。

国土交通省の不動産情報ライブラリによる実取引データでは、2024年第3四半期から2026年第1四半期までの東京都町田市の中古マンション等取引164件の価格中央値は約3,500万円でした。25〜75パーセンタイルは約2,400万円〜約4,700万円という幅に収まっています[出典6]。この幅の広さは、駅距離や築年数、専有面積によって価格が大きく変動する町田の特徴を表しています。個別の物件がこの中央値に近いかどうかは、実際に候補物件を確認しないと分かりません。

築年数別に見る価格の下がり方

町田市内には1960年代築の物件から2020年代築の物件まで、幅広い築年数のマンションが流通しています。築年数が浅いほど価格帯は高くなりやすい傾向がありますが、これは町田に限った話ではありません。管理状態や耐震性能、リフォーム履歴によっても評価は変わります。

築年数だけで価格を判断するのは早計です。同じ築年数でも、外壁や共用部分の維持管理が行き届いている物件と、修繕が滞っている物件とでは資産価値の見え方が異なります。次の章で触れる管理費・修繕積立金の状態は、築年数以上に重要な判断材料になる場合もあります。

間取り・専有面積別の価格帯

町田エリアで流通する中古マンションは、1LDKからファミリー向けの3LDKまで幅広い間取りが見られます。専有面積が広くても、駅からの距離や築年数によって価格は逆転することもあり、単純に「広いほど高い」とは限りません。

購入を検討するなら、間取りや面積だけでなく、駅徒歩分数・築年数・管理状態をセットで比較してください。ファミリー層であれば、3LDK以上の間取りを軸に、通勤・通学のしやすさとのバランスを見ながら候補を絞る進め方が現実的です。

中古マンション価格の近年の推移

東京都多摩地域全体で見ると、2026年6月度の中古マンション成約件数は420件で前年同月比7.4%増でした。成約㎡単価は58.72万円/㎡で同5.5%増、成約価格は3,878万円で同7.4%増となっています[出典1]。これは町田市単独の数値ではなく多摩地域全体の集計ですが、周辺地域の需要が底堅いことをうかがわせる材料の一つです。

地価の面では、令和8年地価公示(令和8年1月1日時点)で町田市の住宅地は前年比3.1%の上昇、全用途では3.5%の上昇となっています。東京都区部全域の上昇率(全用途11.1%)と比べると緩やかで、多摩地域平均(全用途4.3%)に近い水準です[出典13]。地価公示は標準地の評価額の変動率であり、個別のマンションの成約価格そのものではありません。この数値だけで「町田の物件は今が買い時・売り時」と結論づけることはできません。過熱感は控えめながら、着実に底上げが進んでいるエリアというのが実情です。

町田で土地を探す際の相場と選び方

町田で土地を探すときは、坪単価の相場観だけでなく用途地域や接道条件まで含めて比較することが欠かせません。

町田市内エリア別の坪単価の目安

町田市内の土地取引を見ると、駅からの距離によって坪単価に大きな差が出ています。国土交通省の不動産情報ライブラリによる実取引データ(2024年第3四半期〜2026年第1四半期、305件)では、坪単価の中央値は約66万円/坪で、25〜75パーセンタイルは約52万円〜87万円/坪となっています[出典6]。この幅の広さは、駅近の住宅地から郊外の広い土地まで、条件が異なる物件が混在しているために生じています。

不動産ジャパンに掲載されている個別物件を見ても、玉川学園前駅徒歩10分の土地は坪単価50万円台、つくし野駅徒歩3分の土地は坪単価100万円を超えるなど、駅距離によって坪単価が数倍変わるケースが確認できます[出典3]。同じ町田市内でも、駅からの距離次第で価格帯はここまで開きます。「町田市だから安い・高い」という単純な見方はできず、どの駅のどの距離感かを軸に比較するのが実践的です。

本町田・南町田など人気エリアの土地情報の探し方

本町田エリアでは、まとまった区画数の分譲地が供給されることがあり、角地や南道路といった条件の異なる複数区画から選べる場合があります。南町田はマンション供給が中心のエリアですが、周辺の住宅地では戸建て向けの土地も流通しています。

土地探しでは、駅からの徒歩分数だけでなく、実際にバス便を使うのか徒歩圏で完結するのかを先に決めておくと、候補の絞り込みがスムーズになります。町田市内には駅からバスでアクセスする住宅地が広く分布しています。通勤ルートを具体的に思い描いてから探し始めましょう。

建築条件付き・条件無し土地の違い

建築条件付き土地は、指定された施工会社(ハウスメーカーや工務店)と一定期間内に建築請負契約を締結することを条件として売買される土地です。一方、建築条件なしの土地は、建築主が自由に施工会社を選んで家を建てることができます。

町田市内でも、建築条件なしの売地は複数流通しており、「間口10m以上」「お好きなハウスメーカー・工務店をご利用いただけます」といった案内がされている例があります。建てたい住宅のイメージがすでに固まっている方なら、建築条件なしの土地の方が選択の自由度は高くなります。条件付きの土地には、分譲地としての街並みの統一感や、土地と建物をセットで検討できる安心感という良さもあります。住宅会社をすでに決めているかどうかで、どちらが向くかを判断すると分かりやすいでしょう。

土地選びで確認すべき用途地域・接道条件

土地を選ぶ際は、価格や広さだけでなく用途地域の確認も欠かせません。第一種低層住居専用地域に指定されているエリアでは、建ぺい率・容積率が40%・80%程度に制限されている例が多く見られます[出典3]。周辺に大きな建物が建ちにくいということでもあり、閑静な住宅地としての環境が将来も保たれやすい理由になります。

一方、第二種中高層住居専用地域や第一種住居地域では容積率が150〜200%程度まで認められている例もあり、同じ市内でも建てられる建物の規模には幅があります[出典4]。接道条件についても、前面道路の幅員が4m前後かどうかで建築の自由度が変わります。気になる土地が見つかったら、幅員と間口の両方を必ず確認してください。

町田で中古マンションを選ぶ際に注意したいポイント

中古マンションは価格だけでなく、築年数の内側にある管理の実態を見なければ本当の価値は分かりません。

築年数・耐震基準の確認方法

町田市内には1960年代築の物件から2020年代築の物件まで、幅広い築年数のマンションが流通しています。築年数が古い物件を検討する場合は、新耐震基準に基づいて建てられているかどうか、耐震診断の記録が残っているかどうかを確認しておくと安心です。耐震診断の記録がないからといって、それだけで違法建築と決めつけることはできません。ただし記録がない場合は、個別に確認する姿勢を持っておきたいところです。

築年数と、税金の計算で使われる所有期間は別の概念として扱われます。たとえば築20年の中古マンションを購入して3年後に売却した場合、築年数は23年になりますが、税務上の所有期間は3年として扱われる仕組みです。この違いを混同すると、将来売却する際の税金の見立てを誤ってしまいます。両者は分けて理解しておくと安心です。

管理費・修繕積立金や管理状態のチェック

中古マンションを選ぶとき、価格の安さだけに目を向けてしまうと、管理費や修繕積立金の負担で後悔することがあります。東京都多摩地域における2025年度の成約物件データを見てみましょう。月額の管理費は1戸当たり平均12,923円、修繕積立金は平均14,371円で、合計は約27,294円となっています。これは首都圏全体の平均(管理費13,895円、修繕積立金13,910円、合計27,805円)とほぼ同水準です[出典2]。

ただ、この数値はあくまで平均値であり、個別の物件がこの金額に近いとは限りません。大規模修繕を終えたばかりの物件であっても、長期修繕計画に対して積立金が不足していれば、将来一時金を請求される可能性があります。逆に、修繕積立金が高めに設定されている物件は、将来の負担が見えやすいという安心材料にもなるでしょう。購入前には、長期修繕計画の内容や積立金の残高、値上げの予定があるかどうかを必ず確認しておきたいところです。

住宅ローン控除や税制の適用条件に注意

住宅ローン控除は、令和8年度税制改正によって5年間延長されました。対象となるのは入居日が令和8年1月1日から令和12年12月31日までの住宅です。中古住宅(既存住宅)の場合、床面積は原則40㎡以上であることが要件の一つとされています。ただし、所得が1,000万円を超える方や子育て世帯等への上乗せ措置を利用する方は50㎡以上が必要になるなど、細かな条件が設けられている点に注意しましょう[出典7]。

既存住宅については、耐震基準に適合するものとして証明等がされた家屋であることも要件に含まれます。借入限度額や控除期間の詳細は、入居時期や省エネ性能によって変わってきます。購入を具体的に検討する段階では、国土交通省や国税庁の最新情報を確認しながら進めると確実です。なお、マイホームを売却する際に使える3,000万円特別控除[出典9]や軽減税率の特例[出典10]など、売却時の税制と住宅ローン控除には併用できない組み合わせもあります。購入と将来の売却を両方見据えている方は、この点も踏まえて計画を立てておくとよいでしょう。

町田で中古マンション・土地を購入するまでの流れ

物件探しから引き渡しまでの流れを事前に把握しておくと、契約時に慌てず判断できます。

物件探しから内見・現地確認までのステップ

物件探しは、エリアと予算の希望を固めたうえで、不動産会社に条件を伝えるところから始まります。気になる物件が見つかったら、実際に現地へ足を運んで内見してみましょう。内見では鍵を不動産会社が保管していることが多く、現地で日当たりや眺望、室内の雰囲気を直接確認できます。

現地確認の際は、周辺の生活利便施設もあわせて見ておくと安心です。スーパーやコンビニ、小中学校までの距離感は、地図上の徒歩分数だけでは分かりにくいことがあります。平日と休日、朝と夕方など時間帯を変えて周辺の様子を見てみると、暮らしのイメージがより具体的になるはずです。

購入申込から契約・引き渡しまでの流れ

  1. 購入申込・条件調整:購入申込書を提出し、条件を調整します。
  2. 重要事項説明:契約前に宅地建物取引士から物件詳細や法的制限の説明を受けます。
  3. 売買契約・手付金支払い:契約を締結し、手付金を支払います。
  4. 住宅ローン本審査:融資の審査を受けます。
  5. 引き渡し:最終的な物件の引き渡しを行います。

※ローンを利用する場合、ローン特約の内容確認は必ず事前に済ませてください。融資が承認されなかった際の対応(解除条件や返金)が契約書にどう明記されているかで、万一の対応が変わってきます。契約から引き渡しまでの期間は、物件の状況や引っ越しのタイミングによって前後するため、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。

購入時にかかる諸費用の内訳

中古マンションや土地の購入には、物件価格のほかに諸費用がかかります。主な項目は以下の通りです。

  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 仲介手数料
  • 不動産取得税
  • 住宅ローン融資関連費用

仲介手数料には法定の上限があり、価格帯によって計算方法が定められています。

不動産取得税については、令和9年3月31日までに取得した宅地等は課税標準額が価格の2分の1となる措置が設けられており、土地の税率は100分の3、住宅の税率は原則100分の4ですが、個人が自己の居住用として取得する住宅については100分の3に軽減されます[出典5]。中古住宅とその敷地を個人が自己の居住用として取得する場合は、軽減制度の対象になることが多いため、取得後は都税事務所などへの申告を忘れないようにしたいところです。諸費用は物件価格の数パーセント規模になることが一般的です。購入予算を考える際は、物件価格だけでなくこれらの費用も含めて資金計画を立てておきましょう。

まとめ

町田の地価は上昇基調にあるものの、令和8年地価公示(令和8年1月1日時点)での町田市の全用途変動率は3.5%で、東京都全域の8.4%より緩やかです[出典13]。過熱しきっていない実需のエリア、という位置づけが数字から見えてきます。ただし市内の価格差は大きく、駅距離・築年数・管理状態、土地なら用途地域と接道条件で結論は変わります。物件情報だけを見比べても、その差の理由までは読み取れません。納得のいく住まい探しを進めるためには、候補エリアの絞り込みと資金計画を並行して進めることがポイントです。


町田市周辺で購入や売却をお考えなら、地域の取引状況に触れている店舗へお問い合わせください。まだ結論が出ていない段階のご相談でも構いません。

相模大野の住まいのこと、お気軽にご相談ください

売買・賃貸・賃貸管理まで、ピタットハウス相模大野店(株式会社グーセン)がサポートします。

042-766-9006

よくある質問

A.

令和8年地価公示(令和8年1月1日時点)では、町田市の対前年変動率は住宅地3.1%、商業地5.7%、全用途3.5%でした。東京都全域の全用途8.4%と比べると上昇は緩やかで、多摩全域の4.3%や南多摩の4.1%に近い水準です。ただしこれは標準地の価格変動率であり、個別のマンションや土地の取引価格の動きとは一致しません。


この記事の監修者

村上 隆志(むらかみ たかし)の顔写真

監修者

村上 隆志(むらかみ たかし)宅地建物取引士

業界歴10年以上

公開日:2026.09.28/本記事は「相模大野の不動産ガイド」編集部が作成し、上記監修者が内容を確認しています。掲載内容は公開時点の情報です。

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