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相模大野の不動産ガイド
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相模大野・町田の分譲マンション最新情報と購入の注意点

文・編集部
相模大野・町田の分譲マンション最新情報と購入の注意点

この記事のポイント

  • 新築物件の供給には限りがあるため、中古物件と並行して探すのが現実的です。
  • 首都圏全体では価格上昇が続いていますが、郊外エリアでは上昇幅が小さく、調整の動きも見られます。
  • 築年数や階数、向きによって価格差が非常に大きいため、地域全体で一括りに「相場」を語ることはできません。
  • 中古は選択肢が豊富です。具体的な希望がある場合は中古を中心に検討しつつ、新築の販売スケジュールも並行してチェックしましょう。
  • 比較検討の際は価格だけでなく、マンションの管理体制や修繕積立金の状況を確認することが重要です。

町田・相模大野・相模原の分譲マンションとは、購入を前提に販売される集合住宅で、各住戸を所有して暮らす住まいです。駅からの距離や周辺環境、価格帯などを地域ごとに比較して選べます。



町田駅・相模大野駅・相模原駅周辺エリアの特徴と住みやすさ比較

商業の厚みなら町田、再開発の勢いなら相模大野、静けさなら相模原市南区が有力です。

町田駅エリアの利便性と街の雰囲気

町田駅周辺には小田急百貨店やマルイ、109、ルミネ、東急ツインズが徒歩圏に集まり、買い物や外食の選択肢に困りません。JR横浜線と小田急小田原線が使え、通勤・通学の路線も広めです。

分譲マンションでは、ザ・ウインベルグラン町田(町田駅徒歩6分前後)のように、名称に町田を冠しながら住所は相模原市南区上鶴間本町という物件が目立ちます。1997年3月築、地上20階建、総戸数243戸で新耐震基準に適合しており、築年数が経っていても構造や管理状態次第で評価は変わります。オハナ町田オークコートも同じく上鶴間本町にあり、町田駅までは徒歩13〜17分程度と資料により幅があります。物件名だけで所在地を判断せず、行政区と生活圏は分けて確認することが大切です。

相模大野駅エリアの再開発と商業施設

相模大野駅は小田急小田原線・江ノ島線が乗り入れ、1日平均乗降人員は119,631人です[出典1]。かつて駅前の中心だった伊勢丹相模原店は2019年9月に閉店し、跡地では住宅・商業一体の再開発が進みました[出典10]。相模原市が進めてきた「三核構造」という都市計画のもと、相模大野ステーションスクエアを中心とする商業・交通の核、相模女子大学グリーンホールや相模大野図書館、相模大野中央公園を含む商業・文化の核、ボーノ相模大野の魅力づくりの核が駅周辺に配置されています[出典10]。伊勢丹跡地の住商複合開発では、保育園やスーパー、医療モールなどが2026年1月以降に順次開業しており、暮らしの利便性は底上げされつつあります。再開発の進み方が町田駅とは異なる点は、住まい選びの判断材料になります。

相模原駅・相模原市南区エリアの生活環境

相模原市南区は、令和8年4月1日時点の推計人口が283,204人で前月比468人増、世帯数は142,049世帯で前月比854世帯増と緩やかな増加が続いています[出典4]。相模大野・町田駅周辺のような商業集積の派手さはないものの、団地や中規模マンションが多く、落ち着いた住環境を求める世帯に向くエリアです。相模原駅そのものは横浜線の主要駅ですが、南区の生活圏は相模大野駅・町田駅への依存度も高く、駅名だけでエリアの性格は語れません。にぎやかさより静けさを優先するなら南区寄り、買い物や外食を重視するなら相模大野・町田駅近くを軸に探すのが現実的です。

3エリアの通勤・通学アクセスの違い

町田駅はJR横浜線と小田急小田原線の2路線が使え、都心方面にも横浜方面にも出やすい立地です。相模大野駅は小田急小田原線・江ノ島線に加え、特急ロマンスカーが一部停車し、快速急行や急行も利用できます[出典1]。通勤時間帯の速達性を重視するなら、優等列車の停車頻度は比較の軸になります。

相模原市南区は横浜線沿線に加え、小田急沿線の駅も徒歩圏に入る住宅地が多く、複数路線を使い分けられます。子どもの通学を考えるなら、駅からの距離だけでなく、通学路の安全性や学区の位置関係まで実際に歩いて確かめてみてください。どの駅を軸にするかは、通勤先の路線や家族構成で変わります。

分譲マンションの相場と価格帯の目安

新築は駅近タワーが牽引、中古は築年数より階数・向きで価格差が大きく開きます。

新築分譲マンションの価格帯

相模大野駅周辺の新築分譲マンションは、供給戸数自体がそれほど多くありません。代表的な例が相模大野駅徒歩4分のプラウドタワー相模大野クロスで、専有面積32.66㎡から73.79㎡の住戸が扱われ、2026年7月時点で600戸超が成約済みと公表されています[出典6]。先着順住戸の一例では1LDK・32.66㎡タイプが税込3,958万円からとなっており、コンパクトタイプは4,000万円前後、ファミリー向けの広い住戸になるほど価格帯は上がります[出典6]。もう一つの新築事例である相模大野駅徒歩11分のリーフィアレジデンス相模大野スタイルスイートでは、先着順販売の2LDK・3LDK(56.05〜72.54㎡)が5,168万円から7,098万円で案内されていました[出典7]。駅からの距離が数分違うだけで単価水準は変わります。新築を検討する際は、この距離差による価格の開きをまず確認してください。

中古分譲マンションの価格帯と築年数別の下落傾向

中古マンションについては、レインズの統計をもとに見ると神奈川県他エリアの2026年6月度の成約㎡単価は44.05万円、成約価格は3,019万円、平均築年数は28.15年でした[出典2]。同じ首都圏でも東京都多摩エリアは成約㎡単価58.72万円、成約価格3,878万円となっており、対象エリアの構成によって水準は大きく異なります[出典2]。相模大野・町田駅周辺の実際の掲載事例を見ても、築30年前後の住戸は2,000万円台後半から3,000万円台、築浅の築10年以内のタワーマンションでは6,000万円台から1億円を超える例まで幅がありました。築年数だけで一律に価格は語れません。同じ棟でも階数や間取りによって数百万円単位の差が生じます。「築年数」と「所在エリアの成約単価」は別々に見て、価格帯を判断してください。

駅からの距離・階数・向きが価格に与える影響

中古マンションの価格は、築年数と同じくらい駅からの距離・階数・方角の影響を強く受けます。同一マンション内でも、低層階の南西向き住戸と高層階の南東向き住戸とでは、専有面積の差を考慮しても1,000万円以上の価格差がつく例が見られます。駅徒歩2〜4分といった近接立地は坪単価が高止まりしやすく、逆に徒歩15分を超える物件は総額を抑えやすい傾向にあります。日当たりや眺望を重視するなら高層階・南向きが有利です。ただし、その分価格は上振れします。駅近で予算を抑えたい方は、低層階や北向き住戸も候補に加えてみてください。選べる物件の幅が広がります。

失敗しないマンション選びで押さえるべきポイント

価格だけで決めず、間取り・眺望・管理体制・生活条件の4点を必ず現地で確認しましょう。

間取り・専有面積の選び方

相模大野・町田エリアでは1LDKから4LDKまで、専有面積60㎡台から80㎡台まで幅広い間取りが流通しています。単身・DINKS層には収納力の高いアウトフレーム設計の1LDK〜2LDKが人気です。将来の家族構成を見越すなら、少し広めの3LDKを選ぶことで住み替えの手間を省けます。

図面上の面積表示だけでなく、家具を配置したときの動線を内覧で確かめてください。ウォークインクローゼットの有無や玄関収納の大きさは、図面から伝わりにくい部分です。リモートワークをする方は、個室を確保できるかどうかも条件に加えましょう。

日当たり・眺望・階数の確認方法

同じマンション内でも、階数や向きによって日当たりと価格は変わります。南向き・南東向きの住戸は人気が高い一方、北向きや低層階でも周辺に高い建物が少なければ採光が悪くないケースがあります。

内覧は日中に加え、時間帯を変えて2回訪れると室内の明るさの変化が分かります。眺望については、隣接地が第一種低層住居専用地域など建物の高さが制限されるエリアかどうかを確認してください。将来にわたって視界が遮られにくいかどうかの判断材料になります。

管理体制と修繕積立金のチェック

マンションの資産価値を長期的に左右するのは、専有部分の内装よりも管理体制です。管理会社が大手というだけでは安心材料になりません。管理組合の運営が実際に機能しているか、総会の議事録や長期修繕計画が具体的に整備されているかを確認してください。

首都圏の中古マンションでは、月額の管理費と修繕積立金を合わせた負担額が平均で2万7,000円台という集計があります[出典3]。あくまで首都圏平均であり、築年数や総戸数によって個々の物件の負担は上下します。修繕積立金の値上げ予定や一時金徴収の実績の有無は、重要事項説明や管理組合資料で確認しましょう。積立金の残高が少ないまま大規模修繕の時期を迎えている物件は、購入後に思わぬ出費が発生します。

ペット飼育や共用施設など生活条件の確認

ペットを飼っている方、将来飼う予定がある方は、飼育細則の内容まで確認してください。飼育可能な物件でも、犬種やサイズの制限、飼育頭数の上限、共用部での抱っこ移動の義務など、細かなルールがマンションごとに異なります。

ゲストルームやコンシェルジュサービス、宅配ボックス、オートロックといった共用設備は、物件によって充実度に差があります。利用頻度が低い設備が多いと、その分の管理費負担が割高に感じられることもあるため、自分の生活スタイルに必要な設備かどうかを見極めることが選び方の分かれ目になります。子育て世帯なら、キッズルームや駐輪場の台数、ベビーカーでの動線も合わせて確認しましょう。

購入前に知っておきたい注意点とリスク

見た目のきれいさより、管理組合の財務状況と控除の適用条件を数字で確認することが判断の分かれ目です。

築年数が古い物件の修繕リスクと管理組合の状況

相模大野・町田エリアでは、上鶴間本町や東林間周辺を中心に、築30年、築40年を超える中古マンションも数多く流通しています。内装がリフォーム済みで見た目がきれいでも、建物の骨格や配管、共用部分の傷み具合は別問題です。確かめるべきは表面の綺麗さより、長期修繕計画と修繕積立金の積立状況になります。

首都圏の中古マンション成約物件では、月額の修繕積立金が平均1万円台で推移しており、神奈川県内でも同水準の物件が目立ちます[出典3]。積立金が計画より不足していると、大規模修繕のタイミングで一時金の徴収や積立金の値上げが起こりやすくなります。重要事項説明では残高だけでなく、値上げ予定や一時金の有無、直近の大規模修繕の実施時期まで確認しておきたいところです。1981年より前に建てられた建物は耐震診断記録の有無も見ておきたいポイントですが、記録がないこと自体が違法や危険を意味するわけではありません。総会議事録を見せてもらい、修繕計画が実際に守られているか確かめる姿勢が欠かせないのです。

住宅ローン控除や税制優遇の適用条件

住宅ローン控除は、令和8年度税制改正により、入居時期に応じて令和12年12月31日まで適用期限が延長されています[出典5]。ただし新築と既存住宅(中古)では借入限度額や控除期間の扱いが異なります。相模大野・町田エリアで流通の中心となる築年数の古い中古マンションの場合、省エネ性能を証明する書類がなければ「その他既存住宅」の区分となり、借入限度額2,000万円、控除期間10年が基本です[出典9]。

床面積の要件は原則40平方メートル以上ですが、内法面積で判定される点は見落としやすいところです。合計所得金額が1,000万円を超える場合は50平方メートル以上が必要になります[出典5]。また1981年12月31日以前に建築された物件では、耐震基準への適合を証明する書類が別途求められます[出典9]。控除額は物件価格だけで決まらず、性能証明の有無で差が生じることもあるのです。契約前に不動産会社へ性能証明書の取得可否を確認しておくと安心です。

将来の資産価値・売却のしやすさ

相模大野駅周辺は伊勢丹相模原店跡地の再開発などにより街の姿が変わりつつあり、将来性を評価する声も見られます。ただ、こうした期待感だけで資産価値を判断するのは早計です。首都圏の中古マンション市場全体では成約価格が13年連続で上昇していますが、都心部の上昇幅に比べ、神奈川県を含む郊外エリアでは上昇幅が小さく、調整の動きも見られたと報告されています[出典8]。相模大野・町田も全国一律の値上がりに乗っているとは限らず、駅からの距離や管理状態によって物件ごとの差が広がりやすい局面といえます。

売却のしやすさを左右するのは、立地に加えて管理体制の健全さです。修繕積立金が十分に確保され、管理組合の運営が機能している物件は、将来売却する際にも評価を得やすくなります。逆に積立金が不足したまま放置された物件は、購入時の価格が割安に見えても、将来の売却で不利になりかねません。購入時点で管理状況を見極めることが、数年後の資産価値を守る近道になります。

分譲マンション購入の流れと必要な手続き

契約から引き渡しまでの各段階で発生する費用と確認事項を事前に把握しておくことが安心につながります。

物件見学から契約までのステップ

相模大野や町田エリアでは、モデルルーム見学や個別内覧の予約制が一般化しており、平日夜間や休日でも案内を受けられる物件が目立ちます。気になる住戸が見つかったら、まず「買付証明書」を提出して購入の意思を伝えるのが一般的な流れです。その後、重要事項説明を経て売買契約を結びますが、この段階で手付金の支払いが発生します。手付金は物件価格の一部を先に納める性質のものです。契約後に買主都合で解約する場合はこの手付金を放棄することになるため、金額と契約条件はしっかり確認しておきたいところです。新築の場合はマンションギャラリーでの案内から契約まで数週間かかることもあれば、先着順販売のように短期間で決まるケースもあります。中古物件は売主の引き渡し希望時期によってスケジュールが変わりますので、入居希望時期がある方は早めに担当者へ伝えておくとスムーズです。

住宅ローンの事前審査と本審査のポイント

物件がある程度絞り込めた段階で、金融機関の事前審査を受けておくと、その後の契約交渉が進めやすくなります。事前審査では年収や勤続年数、他の借入状況などから借入可能額の目安が示されます。結果が出るまでは数日程度が目安です。売買契約後には本審査に進み、物件の登記情報や売買契約書をもとにより詳細な審査が行われます。ここで気をつけたいのが、審査落ちや融資額不足に備えた「住宅ローン特約」の内容です。融資が承認されなかった場合に契約を白紙解除できる条件や期限が契約書に明記されているかを確認しておくと、万一のときに手付金を失うリスクを避けられます。中古マンションでは、建物の耐震性能によって借入条件が変わる場合もありますので、担当者に早めに相談しておくと安心です。

諸費用の内訳と目安

分譲マンション購入では、物件価格のほかに諸費用がかかります。中古の場合は仲介手数料が大きな割合を占め、これに加えて登記費用、住宅ローンの事務手数料や保証料、火災保険料、印紙税などが必要です。新築物件では仲介手数料がかからないケースが多い一方、修繕積立基金や管理準備金を引き渡し時に一括で納める点には注意しておきたいところです。相模大野エリアの新築物件では、管理準備金が引渡時一括で数十万円規模になる例も見られます[出典7]。駐車場や駐輪場を契約する場合は、月額使用料に加えて敷金が別途必要になることもあります。諸費用の総額は物件価格の1割前後を見込んでおくと大きなずれは生じにくいとされますが、住宅ローンに組み込める費用とそうでない費用がありますので、資金計画は早い段階で担当者やファイナンシャルプランナーに相談しておくと安心です。

信頼できる不動産会社・仲介業者の選び方

地域密着の会社は物件の裏事情に強く、内覧では管理と修繕の実態を必ず聞くのが選び方の軸です。

地域密着型の仲介会社を選ぶメリット

住宅ローンの準備が整ったら、次は物件と向き合う担当者選びです。町田・相模大野エリアには、町田本社や橋本支店、海老名支店など、沿線ごとに拠点を構える仲介会社が複数あります。こうした地域密着型の会社は、駅前商業施設の再開発の進み具合や管理組合の運営状況といった、ポータルサイトの情報だけでは分からない事情に詳しいのが強みです。

同じ町田駅徒歩8分の物件でも、築年数や管理会社によって修繕積立金の余力はまったく違います。地元で長く取引を重ねている担当者なら、そのマンション特有の事情や過去の取引価格の推移まで把握していることが多く、初めて相模原・町田エリアで物件を探す方にとって心強い存在です。

一方で、沿線全体を広くカバーする会社は物件数の比較がしやすい半面、担当者ごとの土地勘には差があります。複数の会社に相談し、担当者が地域の再開発情報や学区、管理組合の雰囲気まで具体的に答えられるかどうかを、選ぶ際の目安にしてみてください。

内覧時に確認すべき質問リスト

内覧は間取りや眺望を見るだけの場ではありません。担当者への質問を通じて、資産価値に関わる情報を引き出す機会でもあります。特に中古マンションでは、リフォームの実施時期と範囲を必ず確認しましょう。「室内は大変きれいに使われています」といった説明だけでなく、水回りや配管まで手を入れているのか、内装のみなのかで今後の修繕負担は変わってきます。

管理体制についても具体的に尋ねたいところです。管理会社への委託内容や管理組合の運営頻度、修繕積立金の現在の残高と将来の値上げ計画は、資産価値を左右する材料になります。長期修繕計画が直近で見直されているか、大規模修繕の実施履歴があるかも合わせて聞いておくと安心です。

このほか、駐車場や駐輪場の空き状況と月額使用料、ペット飼育のルール、管理組合の総会議事録を閲覧できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。疑問点をその場で曖昧にせず、契約前の重要事項説明で改めて書面に落として確認する姿勢が、購入後の後悔を防ぎます。

プラウドタワー相模大野クロス

タワー型の共用施設・商業一体開発を重視するなら候補に挙がる大規模新築です。

相模大野駅から徒歩4分、伊勢丹相模原店の跡地に建つ大規模タワーです。地上41階・地下3階建てで、総戸数687戸という規模は、このエリアではまとまった新築供給として珍しい存在といえるでしょう。専有面積は32.66〜73.80平方メートルで、1LDKから3LDKまで幅広く用意されています。単身・DINKS層から子育て世帯まで、幅広い層が検討しやすい構成といえそうです。竣工は2025年10月で、分譲・管理はいずれも野村不動産グループが担っています。

商業ゾーンは2026年1月から順次開業する予定で、保育園やスーパー、医療モールなど生活に直結する施設が徒歩圏に集まる点は見逃せません。正直なところ、ここまで生活機能を敷地内・建物内でまとめた計画は珍しく、日々の買い物や通院を建物内・敷地内で済ませたい方にはかなり相性のよい物件だと感じます。一方で、大規模タワーは管理費・修繕積立金の水準が中小規模のマンションより高めに設定されやすい傾向があります。購入を検討する際は、長期修繕計画と積立金の将来的な引き上げ予定を事前に確認しておくと安心です。

リーフィアレジデンス相模大野スタイルスイート

徒歩11分という立地条件は、駅近物件より落ち着いた住環境を重視する人に向いています。

小田急小田原線「相模大野」駅から徒歩11分に位置する低層マンションです。地上6階建てという規模は、前章で紹介したタワー型とは対照的な佇まいといえます。総戸数はさほど多くなく、エレベーター待ちや共用部の混雑とは無縁な暮らしやすさが期待できるでしょう。所在地は相模原市南区相模大野二丁目で、駅前の商業施設からは少し距離を置いた住宅寄りのロケーションになります。

駅徒歩11分という数字は、朝の通勤時間帯だとバス利用も選択肢に入る距離感です。徒歩にこだわらず、天候や荷物の量に応じて交通手段を使い分けられる立地といえます。駅近の物件は価格が上がりやすいものです。一方でこうした駅からやや離れた低層マンションは、専有面積や間取りに対して価格を抑えやすい傾向があります。

購入を検討する際は、周辺の生活道路の歩きやすさや、夜間の街灯の有無なども合わせて現地で確認しておくと安心です。低層ならではの日当たりの良さも、内見時に時間帯を変えてチェックしておきたいポイントといえるでしょう。

ザ・ウインベルグラン町田

物件名は「町田」でも所在地は相模原市南区。行政区と生活圏の違いを確認してから検討したい一例です。

ザ・ウインベルグラン町田は、JR横浜線の町田駅から徒歩8分ほどの立地にある地上20階建てのマンションです。総戸数は245戸と規模が大きく、駅前の小田急百貨店やマルイ、東急ツインズといった商業施設まで歩いて行き来できる距離感が魅力です。

ここで気をつけたいのが、名称に「町田」を掲げていても実際の住所は相模原市南区にあるという点です。行政サービスの窓口や学区、住民票の手続き先は町田市ではなく相模原市になります。生活圏としての便利さと行政上の住所は、分けて考えておきたいところです。子育て支援や医療費助成などの制度内容は前述の通り地域差があるため、購入前に窓口で最新情報を確認しておくと安心でしょう。

築年数がある物件ですので、内覧時には共用部の管理状態や修繕積立金の積み立て状況も合わせて見ておきたいところです。駅近の利便性と行政区のギャップ、この二つを踏まえて検討すると、後悔のない判断につながります。

オハナ町田オークコート

駅距離より総戸数の大きさと管理体制の安定感を重視したい方に向く一棟です。

町田駅の名を冠していますが、実際の所在地は相模原市南区上鶴間本町です。この立地には注目しておきたいところです。JR横浜線「町田」駅、小田急線「相模大野」駅のどちらからも歩くとやや距離があり、自転車やバスを組み合わせる暮らし方が現実的になってきます。平成29年(2017年)10月築、15階建て・総戸数310戸という規模は、このエリアの中古分譲マンションの中でも大きい部類です。スケールメリットにより、管理費や共用施設の維持がしやすい傾向があります。

中古の成約事例では、70㎡台で4,000万円台後半という価格帯も見られます。築浅の設備を保ちながら値ごろ感のある選択肢といえるでしょう。ただし価格帯には幅があり、階数や向き、駐車場の有無で数百万円単位の差が出ることも珍しくありません。

内覧の際は、駅までの実際の徒歩時間をご自身の足で確認してみてください。カタログ表記の分数と、坂道や交差点の多さによる体感の差は、住み始めてから気づく方が多いポイントです。総戸数の多さは管理組合の運営が安定しやすい一方、意見集約に時間がかかる場面もあります。総会議事録や修繕計画の説明も合わせて確認しておくと安心です。

ザ・パークハウス町田

築年数の浅さと町田駅からの近さを両立できるかが、この物件を検討する際の見極めどころです。

小田急線町田駅から徒歩8分という立地に立つ分譲マンションで、2012年に竣工しています。町田駅周辺は小田急百貨店やマルイ、東急ツインズなどの商業施設が集まるエリアで、買い物や食事の選択肢に困ることは少ないでしょう。総戸数は112戸と、相模大野のタワーマンションのような規模感ではありませんが、その分、大規模物件にありがちな共用部の混雑や管理組合の合意形成の難しさは相対的に小さいと考えられます。

購入を検討するなら、まず確認したいのは修繕積立金の推移です。築10年を超えた物件では、大規模修繕を控えて積立金が段階的に引き上げられているケースが少なくありません。管理組合の総会議事録や長期修繕計画を仲介会社経由で取り寄せ、将来の値上げ予定や一時金の有無を事前に把握しておくと、購入後の資金計画で慌てずに済みます。駅近・築浅という条件は資産価値を維持しやすい要素ですが、それだけで判断せず、管理体制の実態まで踏み込んで確認する姿勢が欠かせません。

まとめ

再開発が進む「相模大野」と商業施設が充実し交通利便性が高い「町田」は、どちらも人気のエリアです。新築供給には限りがあるため、中古物件も含めて比較検討するのが現実的です。

購入の際は価格や見栄えだけでなく、管理組合の運営状況(修繕計画・積立金)や、実際の通勤・通学ルートを現地で確認することが重要です。また、マンション名に「町田」とあっても住所が相模原市であるケースや、住宅ローン控除適用の要件など、物件ごとの詳細条件を事前に把握し、ライフスタイルに合った住まいを選びましょう。 

出典

  1. [出典1] 相模大野駅のご案内|小田急電鉄 — https://www.odakyu.jp/station/sagami_ono/
  2. [出典2] https://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202606_summary.pdf — https://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202606_summary.pdf
  3. [出典3] https://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202605.pdf — https://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202605.pdf
  4. [出典4] 人口と世帯数の推移と人口動態【毎月更新】|相模原市 — https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/toukei/1010325/1010767.html
  5. [出典5] 住宅:住宅ローン減税 - 国土交通省 — https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html
  6. [出典6] <公式>プラウドタワー相模大野クロス|野村不動産-PROUD- — https://www.proud-web.jp/mansion/f116160/
  7. [出典7] OUTLINE│【公式】リーフィアレジデンス相模大野スタイルスイート — https://www.odakyu-leafia.jp/mansion/sagamiono-52/outline.html
  8. [出典8] 【吉崎誠二の不動産市況コラム】2025年の首都圏中古マンション市況を振り返る - 収益不動産ONLINE — https://ir-i.jp/expert/?p=5430
  9. [出典9] https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/002011976.pdf — https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/002011976.pdf
  10. [出典10] 相模大野駅周辺のまちづくり|相模原市 — https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/1026823/machitsukuri/1024917.html
  11. [出典11] <公式>住商複合一体開発|プラウドタワー相模大野クロス|野村不動産-PROUD- — https://www.proud-web.jp/mansion/f116160/bigproject/

※ 掲載内容は執筆時点の情報です。最新情報は各自治体・関係機関の公式ホームページをご確認ください。


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よくある質問

A.

駅徒歩圏の売り出し事例を見ると、築浅・駅近の物件で5,000万〜6,000万円台、専有面積70㎡前後で5,000万円台という掲載例が中心です。相模原市南区全体では630万円台から1億円を超えるタワー高層階まで幅があり、築年数と駅距離で大きく開きます。これらは掲載中の売り希望価格であり、実際に成約した価格とは異なる点に注意してください。

この記事の監修者

村上 隆志(むらかみ たかし)の顔写真

監修者

村上 隆志(むらかみ たかし)宅地建物取引士

業界歴10年以上

公開日:2026.09.18/本記事は「相模大野の不動産ガイド」編集部が作成し、上記監修者が内容を確認しています。掲載内容は公開時点の情報です。

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